流体充満圧力式温度計
4/44

ブルドン管式ベローズ式ピストン式3流体充満圧力式温度計の構造と動作原理流体充満圧力式温度計は封入する感温流体の種類と、その膨張収縮または圧力を機械的変位として取出すための受圧部の種類により、次のように分類製作されます。(流体充満圧力式:感温筒に充満封入する有機液体、気体を総称して流体としました。)●感温部の温度変化をブルドン管の管先変位に変換して温度指示します。●感温部──導管──指示部は連結されていて内部に流体を充満し一体形として用いられます。●周囲温度誤差は補正バイメタルで補正されています。●ブルドン管式には、ブルドン管の変位をギヤー拡大機構を経てダイヤル面に指示するギヤー式とブルドン管の変位を直接ダイヤル面に指示するギヤーレス式とがあります。●感温部の温度変化をベローズの伸縮量に変換して温度指示します。●感温部──導管──指示部はブルドン管式と同様に一体形として用いられます。●主として有機液体式に用いられます。●周囲温度誤差を補正するために副導管式を採用しています。●導管長は最長30mまで製作いたします。●適用型名:一般A、KP、M、S型およびマイクロスイッチ式多接点型(BSM、BM6S型など)●受圧部にシリンダーとピストンを用いて高トルクエレメントとしたものです。●ベローズ式に比較して感温筒が小さくできます。●適用型名:ES-U型他●適用型名:ギヤー式/一般A、KP、M、S、H型などギヤーレス式/Lシリーズ、Eシリーズなど有機液体式ハイドロカーボン10m10m項目品種封入流体ギヤー式ギヤーレス式気体式不活性ガス50m50m導管長(最長)指示部 拡大歯車 導管 接続部 感温部 ブルドン管 指針 周囲温度補正バイメタル 指針 L式ブルドン管 周囲温度補正バイメタル 周囲温度補正バイメタル 導管 接続部 感温部 L式 ブルドン管 指示部 ギヤー式ギヤーレス式指針 導管 周囲温度補正   ベローズ 温度検出ベローズ 接続部 感温部 ●ハイブリッド式温度発信器流体充満圧力式温度計の感温部に温度センサを内蔵して現場での温度指示と遠隔伝送の温度信号を1台で可能にします。温度センサは測温抵抗体または熱電対とし、その出力は温度計導管と共にフレキシブルチューブを通じて指示部ケースに端子出しされます。◎詳細は別紙カタログ「ハイブリッド式温度発信器」を参照下さい。変換器温度センサー2線伝送(4~20mA)4~20mA受信機電 源DC24Vコンピュータメータ記録計調節計その他*変換器を内蔵して4-20mA出力も製作可能です。

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る